多良間島で島民が飛行機に乗れない異変。“マイル修行”で満席続出、ポイント2倍対象外へ
沖縄県の離島・多良間島(たらまじま)で、島民が日常的な航空便に乗れない深刻な状況が起きています。人口約1000人のこの島では、通学・通院・仕事などに欠かせない宮古島との航空便(1日2便)が、特典目的の搭乗者で連日予約満席となり、島民が必要な日に移動できない事例が相次いでいると報じられました。
この問題は「観光」や「旅行」の話ではなく、離島の生活インフラが圧迫されている現実です。
なぜ起きた?離島路線が“マイル修行”の舞台に
背景にあるのが、航空会社のマイレージ制度で上級会員資格を得るために短距離便を繰り返し搭乗する「マイル修行」です。旅行目的ではなく搭乗回数やポイント獲得を重視するため、少ない座席数の離島便が埋まりやすくなります。
報道では、到着後に島へ出ず空港内で過ごし、折り返し便に乗る利用者もいるとされ、島民の本来の移動機会を奪う形になっています。
島民生活への影響。“乗れない”は、日常が止まること
多良間島の住民にとって航空便は生活に直結するインフラです。フェリーは天候に左右されやすく、欠航すれば飛行機が唯一の移動手段になることもあります。
それにもかかわらず席が確保できない状況が続けば、通院・通学の予定が立てにくくなり、仕事も生活も成り立ちません。離島では「移動できない」こと自体がリスクになります。
みゃーくずみ取材でも実感。航空券が取れず“船で行く”ことに
この問題はニュースの中だけの話ではありません。実際に私自身も、2026年2月24日から26日まで多良間島取材を予定していますが、航空券が取れず、船で渡る予定です。
取材のための移動でさえ確保が難しい。島の暮らしを支えるべき便が、生活利用者より先に埋まってしまう現状を、身をもって感じています。
対策へ。ポイント2倍対象外で収束なるか
問題を受けて航空会社側は、宮古島―多良間便をポイント2倍の対象から外す対応を進めたとされています。マイル修行の需要を抑える狙いですが、根本解決には制度面の調整が必要です。
便数や機材・人員に限りがある離島路線だからこそ、生活利用の優先確保や予約枠の見直しなど、実効性のある仕組みづくりが求められます。
まとめ。観光と制度の前に“生活の足”を守れるか
多良間島で起きているのは、マイレージ制度と離島の生活インフラが交錯した問題です。観光需要の増加は地域にとってプラスである一方、生活便が機能しなくなれば住民の暮らしそのものが揺らぎます。
今後、県・航空会社・地域がどう対応し、島民の移動を守れるのか。みゃーくずみでも引き続き注目して追いかけます。
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