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🌀 宮古島創世の神々 ― 古意角(コイツヌ)と姑依玉(コイタマ)とは?

宮古島の美しい自然。その背後には、太古から語り継がれる“創世の神話”があることをご存じですか?

今回は、宮古島の神話に登場する男女の創造神、**古意角(コイツヌ)と姑依玉(コイタマ)**についてご紹介します。

🌺 神話のはじまり:天から降り立った二柱の神

遥か昔、まだ島が存在しなかった時代、天帝(ティン)からの命を受けて、**古意角(コイツヌ)と姑依玉(コイタマ)**の二柱の神が、天から宮古の海へと降り立ちました。

古意角は天の岩(アマノイワ)を海に投げ入れ、それが凝縮して宮古島が誕生したといわれています。

その後、二神は地上に降臨し、人間や動植物を生み出し、島の基盤をつくったと伝えられています。

🛕 祀られる聖地――漲水御嶽(はりみずうたき)

現在、この二神は平良・西里にある**漲水御嶽(はりみずうたき)**に祀られています。

ここは宮古島でも特に神聖な場所であり、島の“はじまり”を象徴する重要な聖地です。御嶽の正面に立ち、手を合わせるだけで、心が静まり、まるで時が止まったかのような感覚に包まれます。

🐍 蛇の姿で現れた神? ― 謎多き“人蛇婚”の伝承

古意角にはもう一つの興味深い伝承があります。

それは、蛇の姿で人間の女性のもとに現れ、子を授けたというもの。

この伝説は「人蛇婚(じんじゃこん)」と呼ばれ、神が人間と結ばれることで、新たな命が誕生し、島の守護者が生まれた――という物語です。

この神秘的な逸話は、島の精神文化や“生と自然のつながり”を象徴しています。

🙏 御嶽参拝のマナーとポイント

漲水御嶽は、観光客にも開放されている珍しい御嶽のひとつです。

参拝する際は以下の点に気をつけましょう:

  • 静かに立ち入り、手を合わせて祈る
  • 名前・住所・干支を心の中で告げる
  • 拍手はせず、柏手は控える

信仰の場であることを尊重し、心を込めて祈ることが大切です。

🌈 神話が息づく島へ

宮古島の青い空と海、豊かな自然の背後には、こうした神話の物語が今も静かに息づいています。

旅の初めに、古意角と姑依玉が見守る漲水御嶽で、そっと手を合わせてみませんか?

島の“はじまり”に触れることで、あなたの旅はさらに深く、美しいものになるはずです。

📍漲水御嶽(はりみずうたき)

沖縄県宮古島市平良字西里

※拝観自由(マナー厳守)/駐車スペースあり