〜「昔話」が紡ぐ島おこし、観光客も巻き込む地域の力〜
📰 島の物語が、観光の未来をつくる
沖縄・宮古諸島の一つ「伊良部島」で、島の魅力を再発見し、地域全体でブランド化を進める取り組みが始まっています。
伊良部島地域ブランディング事務局が主催するイベント「島を漕ぐ 伊良部島—これまでと、これからを語る会」が10月21日、前里添多目的施設で開催され、住民と関係者が**“島の昔話”と観光の未来**について熱く語り合いました。
観光客にとっても、海やビーチだけではない“心で感じる旅”が広がる動きとして注目されています。

📍 島が「ひとつの物語」になる日
この会は、2025年度の沖縄県「地域ブランド創出支援事業」の一環。
元商工会会長ら5人が登壇し、「島の暮らし」「伝承」「観光資源」をテーマに意見を交わしました。
登壇者たちは口を揃えてこう語ります。
「島を訪れる人にも“語るべき物語”を持って帰ってもらいたい」
これまでの“観光地化”とは異なり、島のアイデンティティを活かした“文化としての観光” を目指すのが今回のブランド創出の核。
伊良部島の自然・歴史・暮らしが一体となった“物語のある島旅”が形になりつつあります。

🌴 観光客にとっての3つの魅力
① 「物語のある旅」が加わる
伊良部島はただの絶景スポットではなく、そこに生きる人々の暮らしや言葉、伝承が息づく島。
島人が語る昔話を聞きながら巡る体験ツアーや、文化に触れる時間は、旅の記憶をより深くします。
② 「体験する旅」への進化
これからは、観光客が“見て終わり”ではなく、“参加して感じる旅” へ。
地元の料理体験、集落散策、伝統行事の見学など、ブランド化によって体験メニューの幅が広がる予定です。
旅行サイトや宿泊プランにも「地域ブランド認定体験」が登場する日も近いでしょう。
③ 島の人との“つながり”が生まれる
伊良部島の魅力は、海だけでなく人のあたたかさ。
地域ブランドの動きは、観光客と地元住民が自然に触れ合うきっかけを増やします。
カフェや直売所での会話、体験ツアーでの交流など、旅人が“島の一員”として迎えられる文化が育っています。
🔍 伊良部島ブランドのこれから
- 登録された昔話や文化をもとに、ガイドツアー・音声AR・体験プログラムが展開予定。
- 将来的には、「伊良部ブランド認定宿」「地域限定スイーツ」「伝統工芸ワークショップ」なども誕生へ。
- ブランドの目的は観光客誘致だけでなく、島の暮らしの持続性。
- ワーケーションや長期滞在など、観光と“暮らす旅”の融合も期待されています。
旅人に求められるのは、“観光客”という立場を超えて島の文化を尊重し、地域の一員として旅を楽しむ姿勢。
そうすることで、伊良部島の旅は**「訪れる」から「つながる」へ**と変わります。
💬 出典
宮古毎日新聞(2025年10月24日付)
「島を漕ぐ 伊良部島—これまでと、これからを語る会」開催
❓ FAQ|伊良部島の地域ブランド創出とは?
Q1. 「地域ブランド創出事業」とは何ですか?
A. 沖縄県が実施する地域活性化プロジェクトで、各地域が持つ文化・歴史・自然を観光資源として発信する取り組みです。
伊良部島では「昔話」「暮らし」「食文化」をキーワードに、地域ブランドとしての価値を高めています。
Q2. なぜ伊良部島でブランド化が進められているのですか?
A. 伊良部島には、海や自然だけでなく「物語」として残る文化・伝承が多く存在します。
それらを掘り起こし、観光と地域の暮らしをつなぐ“島全体のブランド” として確立するためです。
Q3. 観光客はどのように関われますか?
A. 今後、島ブランドを体験できるガイドツアー・昔話体験・地域ワークショップなどが増える予定です。
観光客も参加することで、地域文化を“消費”ではなく“共有”する形に変わっていきます。
Q4. 島の昔話とはどんなものですか?
A. 伊良部島では、海の神話や集落の言い伝え、自然と人が共に生きる物語などが語り継がれています。
観光ツアーなどで語り部が案内する形で、**「物語のある旅」**を体験できるようになる見込みです。
Q5. 今後どんな変化が期待されますか?
A. 観光客にとっては、絶景だけでなく“心に残る旅体験”が増えること。
地域にとっては、若者や移住者が関わることで新しい雇用・文化継承の循環が生まれます。
このプロジェクトは、観光×地域共創の新しい形として注目されています。
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