
— アカギの葉を枯らす外来害虫にご注意を —
沖縄県宮古島市で、外来害虫「アカギヒメヨコバイ(赤木姫横這)」による被害が初めて確認されました。
この害虫は、中国南部や台湾、インドシナ地域東部に分布し、沖縄でも2019年に本島で初確認されて以降、被害が県内に拡大しています。
🪴 アカギとは?
「アカギ(アカギ科)」は、宮古島の街路や庭、学校の敷地などでもよく見かける常緑樹です。大きくて青々とした葉を広げ、南国らしい景観や防風林としても重要な役割を担っています。
この木が枯れてしまうと、景観・生態系・防災面にまで影響を及ぼすことが懸念されています。


🐞 アカギヒメヨコバイとは?
- 体長わずか約2mmの小さな昆虫
- 幼虫・成虫ともにアカギの葉裏に付着して吸汁
- 被害が進むと、葉が茶色く枯れ、やがて落葉
- 重度になると、樹皮がはがれ枝枯れにつながるケースも
🔍 宮古島市内での確認状況(2025年7月)
2025年7月7日、宮古島市街地で初確認されました。
現在では、住宅の庭木や高校の敷地内のアカギでも被害が見られ、葉の変色や落葉が広がっています。
県と市は、防除対策とともにモニタリングの強化を進めています。
⚠️ 市民・観光客のみなさんへ
- 🌿 アカギの葉に異常(茶色化、虫の群れ)が見られたら → 市役所または保健所へ通報を
- 🚫 被害木の処理時には衣服などに虫が付着しないよう注意
- 🧳 他地域への持ち出し・移動に注意し、拡散を防止
- 👀 散策時は、普段から木々の様子に注目を
📌 今後の対応と情報発信
沖縄県ではすでに「アカギヒメヨコバイ」はまん延状態にあり、被害拡大を防ぐための早期発見と迅速な対応が求められています。
みゃーくずみでは、今後も宮古島の自然環境を守るための最新情報を随時お届けしていきます。
※参考画像:アカギヒメヨコバイと被害状況
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