
宮古島の本物の味を求めて——久松製麺所直営「じんく屋」
宮古島の市街地・平良の一角に、毎日多くの地元民や観光客が列をなす人気店があります。それが、**1970年創業の久松製麺所が手がける宮古そば専門店「じんく屋」**です。「じんく」とは、宮古方言で“おばあちゃん”の意味。まるで家族が集うような、温かく懐かしい雰囲気の店名には、島の味を守り続ける想いが込められています。
◆ 製麺所直営だからこそ味わえる「できたての麺」
「じんく屋」の最大の魅力は、なんといっても製麺所直営ならではの“打ちたて・茹でたて”の自家製麺。久松製麺所は1970年の創業以来、宮古島の食文化を支えてきた老舗製麺所であり、島内の多くの飲食店や家庭にも麺を卸している存在です。
その麺の美味しさは一口で違いがわかるほど。ツルツルとしたのどごし、モチモチとした食感、そしてスープとの絶妙な絡み具合は、まさに職人の技が生きた味。観光で訪れる人にとっては「初めての宮古そば」が、地元の人にとっては「いつもの味」がここにあります。

◆ 優しいカツオ出汁と三枚肉の相性抜群
スープはカツオを中心としたすっきりとした出汁がベース。透明感がありながら、しっかりと旨味が広がる繊細な味わいです。そこに乗る具材は、定番の三枚肉(豚の煮込み)やかまぼこ、青ねぎなど。見た目はシンプルながらも、噛むほどに味わい深く、宮古そば本来の良さを感じさせてくれます。
また、「じんく屋」ではセットメニューや定食スタイルでも楽しめるため、ガッツリ派にも嬉しい構成。じゅーしぃ(沖縄風炊き込みご飯)との組み合わせは特に人気で、地元のお年寄りから若者まで幅広く支持を集めています。

◆ オープン前からできる行列、地元民が通う信頼の味
営業時間は11:30〜15:00のランチタイム限定。しかし、その短い営業時間にも関わらず、開店前から行列ができるほどの人気ぶり。特に週末や観光シーズンには、観光客と地元の常連が混ざり合い、あっという間に満席になります。回転は早いものの、売り切れ次第終了となるため、訪れるなら早めの時間帯がおすすめです。

◆ 昔ながらの雰囲気で食べる“島の味”
店舗の雰囲気は、どこか懐かしい昭和の定食屋のような空気感。気取らず、飾らず、地域に根ざしたあたたかさが感じられます。お店のスタッフも気さくで丁寧な接客をしてくれ、初めての観光客でも安心して利用できるのが嬉しいポイントです。

◆ 地元食材とともに育まれた「じんく屋の味」
「じんく屋」の魅力は、麺やスープだけにとどまりません。使用される素材の多くは宮古島や沖縄県産の新鮮な食材。それらがシンプルな中にも深い味わいを生み出し、観光で訪れた人々にとっても、“島の味そのもの”を体験できる一杯となっています。
📍店舗情報
- 店名:じんく屋(久松製麺所直営)
- 住所:沖縄県宮古島市平良下里84
- TEL:0980-73-4017
- 営業時間:11:30〜15:00(売り切れ次第終了)
- 定休日:不定休(訪問前にInstagram要確認)
- Instagram:@hisamatsuseimen_jinkuya
宮古島の味を知るなら、まずは「じんく屋」から。観光客にも地元民にも愛される、本物の宮古そばの世界を、ぜひご堪能ください。
最近のコメント