
夜にしか開かない“宮古そばの名店”──すばや大和
宮古島で夜遅くまで過ごしたあとの「締めの一杯」として、島民にも観光客にも静かに愛されている一軒のそば屋。それが「すばや大和」です。平良の繁華街にひっそりと店を構え、営業時間は夜21時から深夜までという、少し変わった営業スタイルを貫くこのお店。しかしその特異性こそが、**“夜の宮古島を知る人たちの間で語られる名店”**としての存在感を高めています。
◆ 夜しか開かない理由——“飲んだあとの一杯”を極めるそば
すばや大和の最大の特徴は、夜9時以降にしか味わえない宮古そばを提供していること。島内の飲食店がクローズし始める頃、すばや大和には次々と地元の常連や観光客が吸い寄せられるように訪れます。「最後はここで一杯そばを食べて帰りたい」と思わせるのは、シンプルながら極上の味に理由があります。

◆ 看板メニュー「大和そば」——シンプルにして感動の一杯
店名を冠した人気メニュー「大和そば」は、まさに看板料理。久松製麺所の生ちぢれ麺を使用しており、そのプリプリとした歯ごたえとスープの絡みは絶妙です。スープは、あっさりとしたカツオベースで、飲んだ後の胃に優しく染み渡る優しい味わい。
具材には、あっさり味付けの三枚肉とソーキ、そして沖縄らしいかまぼこなどが乗っており、バランスが見事。味の主張が強すぎず、しかししっかりと旨味を感じられる、深夜に最適化された一杯といえるでしょう。


◆ 夏にぴったり!冷やしぶっかけ系の創作そばも充実
すばや大和では、宮古そばをベースにした創作系メニューも注目されています。特に人気なのが、「冷やし納豆山芋そば」。生麺の宮古そばを使い、納豆、山芋、とろろ昆布、刻み海苔、ネギなどをトッピングし、そこに生卵を落とすことで全体がまろやかに融合します。

おすすめの食べ方は、ざるそばのように分けて食べるのではなく、すべてを豪快に混ぜ合わせていただくスタイル。つるりとした喉越し、納豆や山芋の粘りが生む食感の変化、そしてキリッとした出汁のタレが、なんともクセになる美味しさです。
暑い季節や軽く済ませたい夜にもぴったりの、“夜そば”の新しい楽しみ方を教えてくれる一品です。

◆ 気取らず過ごせる、アットホームな店内
すばや大和の店内は、カウンターと小さなテーブル席のみのコンパクトな空間。シンプルで落ち着いた雰囲気の中、肩肘張らずに食事が楽しめます。店主やスタッフの丁寧な接客もまた、旅人の心をほっとさせてくれる要素のひとつ。

観光の締めくくりに、あるいは深夜のもう一杯に。お腹も心も満たされる「すばや大和」は、まさに宮古島の“夜の食文化”を象徴する店といっても過言ではありません。
📍店舗情報
- 店名:すばや 大和
- 住所:沖縄県宮古島市平良下里556
- 電話番号:050-5494-4773
- 営業時間:21:00〜(売り切れ次第終了)
- 定休日:不定休(繁忙期は営業日が変わる場合あり)
- URL:https://fc2m701.gorp.jp/
観光や仕事帰りの一杯、夜のひとときを静かに締めくくる場所として、「すばや大和」は、まさに宮古島の“夜そば文化”の真髄を味わえる店です。〆の一杯に、本物の宮古そばを選んでみませんか?
最近のコメント