宮古島は、手つかずの自然と固有の文化が残る美しい島ですが、この素晴らしい環境は決して「永遠」ではありません。私たちが誇る宮古ブルーの海、豊かなサンゴ礁、受け継がれてきた伝統や文化、そして独自の生態系は、先人たちの努力と自然の営みによって紡がれてきたかけがえのない宝物です。この美しい島を未来に繋ぐためには、旅行者、市民、事業者が手を取り合い、宮古島らしさを守り育むアクションを共に行うことが重要です。
観光産業は宮古島の経済を支える大きな力となっていますが、急激な観光客の増加によって、島のキャパシティーを超えるオーバーツーリズムが問題視されています。街やビーチが人で溢れ、自然環境に対する負担も増大しています。ゴミ問題やサンゴの減少、開発による自然破壊など、宮古島が抱える課題は深刻です。
そこで、私たちはサスティナブルツーリズム(持続可能な観光)を推進し、自然環境を大切にしながら観光を楽しむ新しい旅のスタイルを目指しています。宮古島を訪れる際には、「お邪魔します」の気持ちを忘れずに、地域の条例やガイドラインを守りながら旅を楽しんでください。特に、サンゴ礁や生物を守るための「サンゴにノータッチマナー」を実践し、自然環境に配慮した行動を心がけてください。
宮古島は小さな島でありながら、多くの環境問題を抱えています。ゴミの適切な処理やサンゴ礁の保護、海洋生物への配慮など、皆様一人ひとりの行動が、この美しい島を守る力となります。美しいビーチを保ち、豊かな自然を未来へ残すために、ゴミの持ち帰りや、タバコのポイ捨てを控えることも忘れずにお願いします。
私たちの大切な宮古島が、これからもその美しさを保ち続けるために、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。