
宮古島で昭和の味と心を今に伝える――昔ながらの温もり食堂
沖縄・宮古島の下里地区にひっそりと佇む、地元の人々から長年愛され続けてきた食堂があります。観光客向けのきらびやかなお店とは一線を画し、ここでは“おじぃとおばぁ”が毎日心を込めて作る、素朴で温かい家庭料理が楽しめます。その佇まい、雰囲気、料理の味わい――すべてが昭和の懐かしさを感じさせてくれる、まさに“宮古島の心”が息づく場所です。
店内に足を踏み入れると、そこはまるでタイムスリップしたかのような昭和の世界。年季の入ったテーブルや椅子、壁に飾られた昔のポスター、テレビの音、そして厨房から聞こえるおばぁの元気な声が、心地よい懐かしさを醸し出しています。

看板メニューのひとつである「カツ丼」は、ボリューム満点で見た目にも食欲をそそる一品。しっかりと味の染みたカツに、とろとろの卵と甘辛いタレが絶妙に絡み、ご飯との相性は抜群です。見た目よりもあっさりと食べやすく、お腹いっぱいでもつい完食してしまう美味しさが魅力です。
もうひとつの人気メニュー「肉そば」は、たっぷりの肉野菜炒めが自家製そばの上に豪快に乗った、まさに“おじぃの気合い”を感じる一杯。醤油ベースの優しい味付けで、島野菜の旨みと肉のコクが口いっぱいに広がります。どんぶりからあふれそうなボリュームも、昔ながらのサービス精神の現れ。地元の学生から働く人々、そして観光客までもがこの一杯を求めてやってきます。
さらに、お店で提供されるタマネギとツナの酢和えや、お茶の無料サービスも心温まるポイント。まるで実家に帰ってきたかのような安心感に包まれながら、日常の喧騒を忘れてホッと一息つける空間です。

「観光地のグルメも良いけれど、地元の味に触れてみたい」という方には、ぜひこの食堂を訪れてほしいところ。飾らない料理、素朴なサービス、そしておじぃとおばぁの温かい笑顔が、旅の思い出をより一層深いものにしてくれるでしょう。
地元の方はもちろん、リピーター観光客からも「宮古島に来たら必ず立ち寄る」という声も多く寄せられるこちらの食堂。SNS映えする派手さはないかもしれませんが、“心が満たされる味”を求める方には、間違いなくおすすめできる一軒です。
宮古島の素朴で力強い味を受け継ぎ、毎日変わらぬ味と温もりを提供し続けるこの食堂は、島の宝とも言える存在です。初めての方も、常連さんも、どうぞおじぃとおばぁに会いに、そしておいしい一皿を味わいに、足を運んでみてください。
📍店舗情報
店名:未定(地元の方の愛称で呼ばれていることが多い)
住所:沖縄県宮古島市平良下里1172-3
電話番号:0980-72-6254
営業時間:昼中心(※詳細は直接お問い合わせください)
定休日:不定休
最近のコメント