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宮古島の空を舞うサシバ|秋の渡りと伊良部島の記憶

🦅 サシバの鷹柱、宮古島の空に舞う|伊良部島ゆかりの渡り鳥が告げる秋

宮古島に移住して12年目。

2025年10月、ついに念願だった「サシバの鷹柱(たかばしら)」に出会いました。

青空に無数の翼が円を描き、空気を切り裂くような鳴き声が響く――。

その圧倒的な光景に、胸が熱くなりました。

📍 発見場所:エメラルドコーストゴルフリンクス 14番ホール付近

⏰ 撮影日時:2025年10月15日 15:54

🌏 サシバとは? ― 渡り鳥がつなぐ日本と南の島々

サシバ(差羽、学名:Butastur indicus)はタカ科の中型の猛禽で、春に日本本土へ渡って繁殖し、秋になるとフィリピンやボルネオなどへ向かう**旅鳥(渡り鳥)**です。

その旅の途中、宮古諸島や八重山諸島は重要な中継地となっており、とくに10月中旬から下旬にかけて、**何百羽ものサシバが上昇気流に乗って群れを成す「鷹柱」**が見られることがあります。

この現象は、秋の空を彩る「自然の奇跡」。

一斉に旋回しながら南へと飛び立つ姿は、まるで島全体が生命の鼓動で満たされるような瞬間です。

👉 参考:宮古島市こどもエコネットワーク|サシバの保護活動

🪶 サシバと宮古島のつながり

宮古島は、サシバの休息地としてだけでなく、地域の文化や自然教育にも深く関わっています。

秋になると学校や環境団体が観察会を開き、子どもたちは渡り鳥の存在を通して「いのちの旅」を学びます。

そして伊良部島にも、サシバを象徴する場所がありました。

それが「フナウサギバナタ展望台」です。

🏝 伊良部島のサシバモニュメント ― かつての空の守り神

かつてフナウサギバナタ展望台には、

翼を広げた巨大なサシバのモニュメントがそびえ立ち、島のシンボルとして親しまれていました。

訪れる人々はその姿に「空へ羽ばたく希望」を重ね、展望台から望む青い海と空の美しさを堪能していました。

残念ながら、現在は老朽化のためモニュメントは撤去されていますが、

その存在は今も多くの人々の記憶の中に残り、サシバが伊良部島の象徴であった時代を物語っています。

📸(写真:かつてのサシバモニュメント)

🌿 サシバ観察のポイント

  • 観察時期:10月上旬〜下旬
  • 時間帯:午前10時〜午後3時頃が上昇気流が発生しやすい
  • おすすめ観察スポット:
     ・エメラルドコーストゴルフリンクス周辺
     ・上野野原
     ・カママ嶺公園
     ・伊良部島北部の丘陵地帯

🔭 双眼鏡やカメラを持参し、静かに観察しましょう。

営巣地への立ち入りは避け、自然との距離を保つことが大切です。

💬 撮影者コメント

「初めて空いっぱいに広がるサシバの群れを見たとき、宮古島の自然が生きていることを強く感じました。

12年の移住生活の中でも、間違いなく忘れられない瞬間です。」

🌺 みゃーくずみ編集部より

海の青さだけでなく、空の命の物語が息づく宮古島。

渡り鳥・サシバは、島の季節を告げるメッセンジャーでもあります。

あなたも秋の宮古島で、空を見上げてみてください。

そこには、生命の旅が描く壮大なストーリーが広がっています。

❓FAQ|サシバと宮古島に関するよくある質問

Q1. サシバの「鷹柱(たかばしら)」とは何ですか?

A. 鷹柱とは、渡りの途中に多くのサシバが上昇気流に乗って旋回しながら高く舞い上がる現象です。

数十羽から数百羽が同時に飛び立つ姿は圧巻で、秋の宮古島では自然のドラマとして注目されています。

Q2. 宮古島でサシバが見られる時期はいつですか?

A. 毎年10月上旬〜下旬が観察のピークです。

特に晴れて南風が吹く日には上昇気流が発生しやすく、多くのサシバが姿を見せます。

Q3. サシバを観察できるおすすめスポットは?

A. 以下の場所が特におすすめです。

  • エメラルドコーストゴルフリンクス周辺
  • 上野野原(うえののばる)地区
  • カママ嶺公園(市街地近く)
  • 伊良部島北部の丘陵地帯

望遠レンズや双眼鏡を持参すると、より迫力ある観察ができます。

Q4. 伊良部島の「サシバモニュメント」は今もありますか?

A. かつてフナウサギバナタ展望台にあった巨大なサシバ像は、老朽化により撤去されました。

現在はモニュメントこそありませんが、その場所から見る空と海は今も美しく、渡り鳥の聖地として知られています。

Q5. サシバはどこから来てどこへ行く鳥ですか?

A. サシバは春に日本本土で繁殖し、秋になると南へ渡ってフィリピンやボルネオ島などで冬を過ごします。

その途中で宮古島や八重山諸島に立ち寄るため、島は「サシバの休息地」としても知られています。

Q6. 宮古島でサシバを観察するときのマナーは?

A. 静かに観察し、巣や休息場所には近づかないことが大切です。

野鳥保護のため、フラッシュ撮影やドローンの使用も控えましょう。

自然との距離を保ちながら、島の生きものたちと共存する気持ちを忘れずに。

Q7. サシバは縁起の良い鳥ですか?

A. 古くから「幸運を運ぶ渡り鳥」として親しまれています。

サシバの鳴き声が聞こえると「季節の変わり目」や「豊作の兆し」とも言われ、島の人々の生活と深く結びついています。

みゃーくずみ とは?