
宮古島の有機ブルートバナナ、島外販売を開始|就労支援と持続可能性をめざすプロジェクト
沖縄県宮古島市の一般社団法人大きな和同志会が、就労継続支援B型事業所で育てた**有機JAS認定「ブルートバナナ」**の島外販売を2025年9月より始めました。自然由来の栽培方法と地域支援を両立させるこの取り組みは、宮古島の新たなサステナブル農業のモデルとして注目を集めています。
プロジェクトの背景
「大きな和同志会」は、生活支援や自立支援を必要とする人々の社会参加や就労の機会を広げるため、農業の現場を活用しています。ブルートバナナの栽培・収穫・販売を通じて、利用者が実務経験を積みつつ、地域の持続可能性にも貢献することを目指しています。
農薬・化学肥料を使わず、有用微生物(EM)を活用した栽培方式を採用しており、農林水産省の有機JAS認定を取得。安全・安心な国産有機バナナとして、消費者からの信頼を得ています。

特徴と味わい
ブルートバナナは、アップルバナナに近い品種で、島バナナよりやや大きめのサイズが特徴です。皮は薄く、完熟すると“もちもち”とした弾力のある食感に仕上がります。
- 香りと風味:豊かな香りと甘みが調和し、特に完熟時にはりんごのような風味やコクが感じられます。酸味は控えめで、甘さが際立つバランスの良さが魅力です。
- 追熟による変化:追熟させることでさらに甘みが増し、香りと口当たりがよりまろやかに。完熟に近づくほど濃厚な味わいになります。
- 用途と安心感:腹持ちが良く、スポーツやトレーニングの補食としても適しています。ヴィーガンや子ども、健康志向の家庭にも安心。
- 栽培方法:EM(有用微生物)を使った農薬・化学肥料不使用の栽培で、有機JAS認証(IOTA-SS-168)を取得。国内産の安心安全なオーガニックフルーツです。
販売方法と栽培規模の拡大
島内では直売所や無人販売所での購入が可能で、島外向けには通販を通じて入手できます。
3年前にはわずか数株だった栽培も、現在では300株を超えるバナナの木が育てられるまでに拡大しました。一本の木から収穫できる果房は年に一度程度のため、株数の増加は安定した収穫量の確保につながり、販路拡大の大きな後押しとなっています。
意義と展望
このブルートバナナプロジェクトは、地域経済・農業の持続可能な発展に加えて、障がい者や自立支援を必要とする人々の就労促進という社会課題にも応えています。将来的には、設備の拡充や販路のさらなる拡大を図り、宮古島の新しいブランド農産物として国内外での認知度を上げていく狙いがあります。
📖 出典
GzN Tokyo「もちもち食感のブルートバナナを実食」
Yahoo!ニュース「宮古島の有機ブルートバナナ、島外販売を開始」
宮古毎日新聞「ブルートバナナを全国販売」
NEWSCast「宮古島産ブルートバナナが通販開始」
編集者より:
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