
宮古島の旅で必ず味わってほしい郷土料理といえば「宮古そば」。
あっさりとした透明スープと素朴な味わいは、島の食文化を象徴する一杯です。
ただし、ここで少しこだわりをお伝えしたいと思います。
宮古そばの老舗店では昔ながらの茹で麺を使用することが多く、その柔らかい食感は地元の人々に長く愛されてきました。
一方で、新しい世代のお店では生麺を使い、コシや喉ごしを重視した一杯を提供する流れが広がっています。
この記事を書いている編集者は、東京・青山や赤坂、六本木で「かれー麺 実之和」を運営しており、麺の食感と喉ごしには人一倍こだわりがあります。
その経験からも、観光で訪れる皆さんには特に生麺を使った宮古そばをおすすめしたいのです。
もちろん、宮古島には昭和創業の老舗や地元に根付いた名店も数多く存在します。
しかし今回ご紹介するのは、2014年に宮古島へ移住した編集者が、家族や友人が訪れた際に「これだけは食べて帰って」と案内する隠れた名店や、食堂で楽しめる一杯。
行列必至の人気店から、知る人ぞ知る食堂まで──。

ここでは「みゃーくずみおすすめ・絶対に食べて帰りたい宮古そば」を厳選してご紹介します。
選定基準|なぜこの店が“絶対”なのか
- 生麺を使用し、食感・喉ごしにこだわっている
現在も麺専門店を運営している編集者が、自信を持って推薦。 - 観光客が満足できる“体験価値”がある
絶景ロケーションや漁港グルメなど、食べる時間そのものが思い出になる。 - 隠れた名店や食堂の一杯も取り上げる
観光本に載らないリアルな宮古島を体感してほしい。 - 編集者が実際に家族や友人を連れて行っている
観光情報としてだけでなく、“本当に勧めたい”基準で選定。
絶対に食べて帰りたい宮古そば
1. 美ら島食堂|自家製生麺の喉ごしに感動
「美ら島食堂」で外せないのが、自家製の生麺を使用した宮古そば。
島の食堂では茹で麺が多い中、こちらでは手間を惜しまず店内で仕込む生麺を提供。ツルツルとした喉ごしとコシのある食感が特徴で、あっさりながら奥深いスープと調和します。
三枚肉、かまぼこ、ネギという王道の具材に加え、じっくり煮込まれた三枚肉が絶品。まさに“本物の宮古そば”を堪能できる一杯です。
📍 沖縄県宮古島市平良西里1876-13
☎ 0980-79-6955
⏰ 昼11:30~15:00/夜17:00~22:00(不定休)
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2. にいまそば|透き通る黄金スープと自家製麺
池間島へ向かう道中の狩俣集落に佇む「にいまそば」は、行列必至の人気店。
黄金色に澄んだスープは、豚骨・鰹・昆布を絶妙に調和させた逸品で、最後の一滴まで飲み干したくなる味わいです。
麺は自家製で、ちぢれ麺とストレート麺から選択可能。モチモチ感か、喉ごしか──好みに合わせて選べるのも嬉しいポイント。
特に看板メニューの軟骨そばは、トロトロに煮込まれたソーキが絶品。シンプルな“すそば”でスープと麺だけを味わうのもおすすめです。
📍 沖縄県宮古島市平良狩俣3
⏰ 11:00~15:00(不定休)
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3. みなと食堂|漁港の風景と新名物アーサそば
荷川取漁港のそばにある「みなと食堂」は、地元客にも観光客にも愛される食堂。
ここで味わえるのは、宮古島の新名物「アーサそば」。
アーサを練り込んだ特製麺からは豊かな磯の香りが立ちのぼり、宮古島近海で採れたアーサの風味と鰹だしのスープが絶妙に絡み合います。
港を眺めながら食べる一杯は格別で、宮古島の“食と風景”を同時に楽しめる貴重な体験。
軽めのランチからしっかり食事まで幅広く対応し、女性にも人気のスポットです。
📍 沖縄県宮古島市平良字荷川取593-10
☎ 0980-72-2755
⏰ 11:00~15:00(水曜定休/売切次第終了)
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編集者プロフィール
大久 和紀(みゃーくずみ編集長)
2014年に宮古島へ移住。地元住民と観光客をつなぐ地域密着型メディア「みゃーくずみ」を立ち上げ、グルメ・観光・文化を発信している。
一方で、東京・青山、赤坂、六本木で「かれー麺 実之和」を現在も運営中。麺の食感や喉ごしに強いこだわりを持ち、宮古島の記事執筆にもその視点を活かしている。
“観光ガイドには載らないリアルな宮古島”をテーマに、家族や友人を案内するような感覚でおすすめを紹介するのがモットー。
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