
アガイヌウタキ(東の御嶽)|来間集落発祥の地に鎮座する歴史の場
来間集落の誕生を静かに見守る聖地
アガイヌウタキ(東の御嶽)は、来間集落の東側に位置し、集落発祥の地とされています。この場所は、観光では「松の木展望台」や「パシャの石段」として知られていますが、地元の人々にとっては祖先が祈った聖地として静かに尊ばれています。

防衛の痕跡も残る御嶽
密林に覆われたアガイヌウタキの一帯には、かつて集落を守る少人数による防衛陣地の名残があります。その中で確認されるのは、鳥居横に琉球石灰岩を掘り込んだ**タコ壺(竪穴)で、現在も深さ1mほどの構造が残されています。さらに、北へ約50mには「ヤマトゥガン御嶽」があり、そこには密林に向けた銃眼(見張り用の穴)**も残っているとのことです。

自然と歴史が交差する訪問地
- 展望と静寂:松の木展望台としても知られる場所からは、来間島の海景と緑が一望でき、祈りの場の静謐さと自然の広がりに触れられます。
- 歴史的価値:防御の記憶を紡ぐタコ壺や銃眼など、普段目にしない戦跡的要素が、御嶽の歴史的重みを増しています。
訪問の心得
- 立ち入る範囲に注意:防衛構造のある場所は、あくまで神聖な地域であることを忘れずに。
- 静粛に:祈りの場として、声や行動は慎んで。
- 安全第一:密林や古構造には足元の危険もあるため、十分注意して訪問を。

施設情報
- 所在地:沖縄県宮古島市下地来間(来間集落東部)
- アクセス:佐良浜側から牧山展望台へ向かう道中、鳥居が目印
- 所要時間:参拝のみなら約5〜10分
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