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8月3日は「宮古・畑水(みゃーく・ぱりみず)の日」。宮古島の農業を支える地下ダムやかんがい施設、水の大切さに感謝する記念日です。川も湖もない宮古島では、かつて農業は「雨待ち農業」と呼ばれ、天候に左右される厳しい環境でした。しかし地下ダムの整備によって安定した農業が可能となり、サトウキビだけでなくマンゴーやメロン、野菜など多彩な農産物が育つ島へと発展しました。この記念日は、水の恵みと先人たちの努力に感謝し、未来へ受け継ぐことを考える大切な一日です。
「宮古・畑水(みゃーく・ぱりみず)の日」とは?
毎年8月3日は、「宮古・畑水(みゃーく・ぱりみず)の日」です。
この記念日は、宮古島の農業を支える地下ダムや土地改良施設、そして農業用水に感謝する日として、宮古土地改良区が平成24年(2012年)に制定しました。
「畑水(ぱりみず)」とは、畑へ送られる農業用水のこと。
農業に欠かせない水の大切さを改めて考え、水資源を未来へ受け継ぐことを目的としています。
川も湖もない宮古島
宮古島には、本州のような大きな川や湖がありません。
島全体が琉球石灰岩で覆われているため、降った雨は地表を流れず、地下へゆっくり浸透していきます。
そのため昔の宮古島では、畑も人々の暮らしも雨に大きく左右されました。
雨が降らなければ作物は育たず、「雨待ち農業」と呼ばれるほど厳しい環境だったのです。
地下ダムが島の農業を変えた
宮古島の農業を大きく変えたのが地下ダムです。
地下を流れる地下水を、地下に設けたコンクリートの遮水壁でせき止め、大切な水を蓄える世界でも珍しい技術です。
普通のダムのような大きな湖を造らないため、景観や自然環境への影響を抑えながら、大量の農業用水を確保できます。
この技術によって宮古島は、水不足に悩む島から、安定した農業ができる島へと大きく変わりました。
「夢のある農業」が実現
地下ダムの完成により、宮古島では年間を通して安定した農業が可能になりました。
サトウキビだけでなく、マンゴー・メロン・カボチャ・オクラ・ゴーヤー・トマト・葉野菜など多くの農産物が栽培されています。
宮古島ブランドのマンゴーやメロンが全国で高く評価されている背景には、地下ダムによる安定した水供給があります。
水を未来へ受け継ぐ日
「宮古・畑水の日」は、水を使う日ではありません。
水の恵みに感謝し、未来へ受け継ぐことを考える日です。
宮古土地改良区では、この時期に農業用水を計画的に利用し、ファームポンドや農道、沈砂池など土地改良施設を大切に管理することも呼びかけています。
限りある水資源を守ることは、未来の宮古島の農業を守ることでもあります。
地下ダムは世界からも注目
宮古島の地下ダムは、日本だけでなく海外からも注目されています。
地下水を有効活用する技術として、世界各国の技術者や研究者が視察に訪れ、JICA(国際協力機構)の研修でも宮古島の地下水管理や地下ダムの仕組みが紹介されています。
水不足に悩む島しょ国や乾燥地域にとって、宮古島は世界的なモデルケースの一つとなっています。
水の恵みに感謝しよう
私たちが毎日食べている宮古島産の野菜や果物。
その多くは地下ダムが支える農業用水によって育てられています。
蛇口から出る水だけではなく、畑を潤す水もまた、島の暮らしを支える大切な「命の水」です。
8月3日の「宮古・畑水の日」は、その恵みに感謝し、水資源の大切さを改めて考える一日にしてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
宮古・畑水(みゃーく・ぱりみず)の日は、地下ダムや農業用水、そして宮古島の豊かな農業を支える「水」への感謝を伝える大切な記念日です。
川も湖もない宮古島だからこそ、水は何よりも貴重な資源です。
先人たちが築き上げた地下ダムという世界に誇る技術と、水を大切に使う心を未来へ受け継ぎ、美しい宮古島の農業と暮らしを守っていきましょう。



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