【10秒で分かる】宮古島市のレンタカーは2025年度末時点で370事業者・7,157台に達し、いずれも過去最多となりました。2021年度の145事業者・3,526台からわずか4年間で、事業者数は約2.6倍、車両数は約2倍に増加。宮古島観光を支える重要な交通手段となる一方、交通事故、渋滞、駐車場不足、事業者間の競争激化など新たな課題も浮かび上がっています。
宮古島のレンタカーはついに7,000台を突破
宮古島観光に欠かせない存在となっているレンタカー。その数がさらに増えています。沖縄総合事務局が公表した統計によると、2025年度末の宮古島市のレンタカーは370事業者・7,157台。前年の349事業者・6,754台から、事業者数は21増、車両数は403台増となり、いずれも過去最多を更新しました。人口約5万5千人規模の宮古島市に、7,000台を超えるレンタカーが存在する状況です。

5年間でレンタカーはほぼ倍増
ここ数年の推移を見ると、宮古島でどれほど急速にレンタカーが増えてきたのかが分かります。
2021年度|145事業者・3,526台
2022年度|222事業者・5,259台
2023年度|309事業者・6,082台
2024年度|349事業者・6,754台
2025年度|370事業者・7,157台
2021年度から2025年度までの4年間で、事業者数は145から370へ約2.6倍、車両数は3,526台から7,157台へ約2倍になりました。特に大きく増えたのが、コロナ禍から観光需要が回復した2021年度以降です。一時は「宮古島でレンタカーが借りられない」と言われるほど供給不足となり、新規参入や車両増強が相次ぎました。
一方、増加台数を見ると、2022年度は前年比1,733台増、2023年度は823台増、2024年度は672台増、2025年度は403台増。**過去最多を更新しながらも、増加ペースは徐々に鈍化しています。**宮古島のレンタカー市場は「急拡大」の段階から、次の局面へ入り始めているとも考えられます。
宮古島市は沖縄県内でも有数のレンタカー激戦地
2025年度の事業者数を地域別に見ると、那覇市462事業者に対し、宮古島市は370事業者。石垣市の218事業者も大きく上回ります。島の人口や規模を考えると、宮古島に370ものレンタカー事業者が存在する状況は非常に特徴的です。全国展開する大手だけでなく、地元企業、小規模事業者、高級車専門、格安レンタカー、長期レンタルなど、さまざまな事業者が参入しています。
「宮古島にはレンタカー会社が何社あるの?」という疑問に対しては、最新統計では**「宮古島市で370事業者」**となります。

なぜ宮古島ではこれほどレンタカーが必要なのか
最大の理由は、宮古島の観光スタイルです。宮古島には鉄道がなく、観光スポットは島内各地に点在しています。与那覇前浜、東平安名崎、砂山ビーチ、池間島、来間島、伊良部島などを自由に巡るには、自動車が非常に便利です。路線バスも運行されていますが、すべての観光スポットを短時間で効率よく巡るには制約があります。
そのため、空港到着→レンタカーを借りる→ホテルや観光地を巡る→空港周辺で返却するという旅行スタイルが定着しています。観光客の増加とレンタカー台数の増加は、密接につながっています。
「レンタカー不足」から「過当競争」へ?
数年前の宮古島では、夏休みや大型連休になるとレンタカー不足が大きな問題になりました。しかし現在は7,157台まで増えています。もちろん、お盆、ゴールデンウィーク、トライアスロン、大型イベントなど特定の日には予約が集中しますが、通常期には370事業者が限られた利用客を取り合うことになります。
宮古島のレンタカーをめぐる問題は、「車が足りない」から「増えたレンタカー市場をどう維持していくのか」へ変わり始めているとも言えます。今後は価格だけでなく、空港送迎、車両品質、多言語対応、事故時のサポート、保険・補償内容など、サービス全体の質がより重要になりそうです。

レンタカー急増と交通事故
レンタカーの増加に伴い、交通安全も大きな課題です。宮古島を初めて運転する旅行者も多く、土地勘がない、ナビを見ながら走る、景色に気を取られる、細い生活道路へ入り込むといったリスクがあります。海外からの旅行者の場合、日本の左側通行に慣れていないケースもあります。
特に宮古島では、市街地を離れると街灯の少ない道路も多く、夜間はサトウキビ畑の間を走る道路などで周囲が非常に暗くなります。レンタカー事業者の増加とともに、貸し出し時の安全運転説明や多言語での交通ルール周知も重要になります。
駐車場不足や生活道路への影響
レンタカー7,000台超という数字は、観光だけの問題ではありません。車両を保管するには広い土地が必要です。空港周辺や市街地周辺ではレンタカー用の車両置き場も増えています。
観光スポットでは繁忙期になると駐車場が満車になることもあり、住宅地の細い道路へ観光客の車が入り込むケースもあります。**観光客が増える→レンタカーが増える→駐車場や道路への負荷も増える。**観光と住民生活をどう両立させるかは、今後避けて通れない課題です。

レンタカーだけに頼らない宮古島観光へ
宮古島観光ではレンタカーが便利ですが、滞在期間中ずっと借りる必要がない旅行者もいます。路線バス、観光バス、タクシー、貸切タクシー、レンタサイクルなどを組み合わせる方法もあります。
例えば、前半2日間はレンタカーで島内観光→後半は市街地を徒歩やタクシーで楽しむという方法です。レンタカー料金だけでなく、ガソリン代や駐車料金、飲酒時には運転できないことなどを考えると、必要な日だけ借りるスタイルも選択肢になります。
宮古島旅行でレンタカーを借りるときのポイント
繁忙期に宮古島旅行を予定している場合は、航空券やホテルを予約した段階でレンタカーも確認しておくと安心です。特にゴールデンウィーク、夏休み、お盆、年末年始、大型イベント開催時は予約が集中します。
料金だけではなく、空港送迎の有無、営業時間、返却方法、免責補償、NOC(休車補償)、事故・故障時の対応、キャンセル規定なども確認しておきましょう。同じ「1日○○円」でも、補償やオプションを加えると最終的な支払額が大きく変わる場合があります。

みゃーくずみ視点|7,000台を超えたその先へ
宮古島市のレンタカーは、2021年度の145事業者・3,526台から、2025年度には370事業者・7,157台まで増えました。わずか4年間で事業者数は約2.6倍、車両数は約2倍です。この数字は単に「レンタカー会社が増えた」という話ではなく、宮古島を訪れる人が増え、観光産業が急速に拡大してきたことを象徴しています。
一方で、レンタカーは増え続ければいいというものでもありません。交通事故、渋滞、駐車場、土地利用、住民の生活環境、事業者間競争など、観光客が増えたからこそ考えなければならない問題があります。
これから重要になるのは、**「何台まで増えるのか」ではなく、「7,000台を超えるレンタカーと島がどう共存していくのか」**ではないでしょうか。
レンタカーは宮古島観光を支える大切な交通インフラです。旅行者には安全で使いやすく、事業者には持続可能で、島で暮らす人たちにも過度な負担をかけない仕組みが求められます。
宮古島のレンタカー市場は、急拡大の時代から「質と共存」を考える時代へ入りつつあります。
出典:沖縄総合事務局「自家用自動車有償貸渡業(レンタカー)」年度別事業者数及び車両数、宮古毎日新聞

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FAQ|宮古島レンタカー300社超時代のよくある質問
Q. 宮古島にレンタカー会社は本当に300社以上あるの?
A. はい。最新の公式データでは、2024年3月末時点で349事業所・6,754台と公表されています。2026年1月現在、これが公表されている最新値で、「300社超え」は事実です。
Q. こんなに台数があるのに、なぜ繁忙期は予約できないの?
A. 観光客が集中する時期(GW・夏休み・大型連休・イベント開催時)に需要が一気に跳ね上がるためです。通常期は余裕があっても、ピーク時には全社満車という状態になりやすいのが現状です。
Q. 宮古島市はレンタカーの増えすぎを問題視している?
A. 市議会でも、レンタカー台数やトラブル、生活環境への影響について複数回取り上げられており、行政としても課題として認識しています。
Q. レンタカーを使わずに宮古島を楽しむことはできる?
A. 可能です。路線バスや観光バス、タクシー、ツアー送迎、小型電動モビリティなどを組み合わせれば、主要スポットを巡ることは十分できます。ただし、自由度はレンタカー利用時より下がるため、事前の計画が重要になります。
Q. 今後、宮古島のレンタカー台数はどうなりそう?
A. 観光需要次第ですが、すでに渋滞や違法駐車などの問題が顕在化しているため、「増え続ける」だけではなく、モビリティ全体の見直しや調整が進む可能性が高いと考えられます。行政のモビリティ施策や業界の連携が鍵を握ります。



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