宮古島・平良の島尻地区で行われる奇祭「パーントゥ・プナハ」は、国指定重要無形民俗文化財にも登録されている伝統行事です。
2025年は10月28日(火)・29日(水)の2日間にわたり開催されることが、島尻自治会より正式に発表されました。

👹 泥にまみれた来訪神「パーントゥ」
祭祀の日には、全身に泥を塗り、仮面をつけた「パーントゥ」と呼ばれる来訪神が登場します。
パーントゥは、島尻集落を駆け回り、住民や観光客に泥を塗りつけながら、無病息災・厄除け・子孫繁栄を祈願するという独特の儀式です。
泥を塗られた人は“幸運が訪れる”とも言われており、この泥は厄を落とし、福を呼び込む象徴とされています。

🌾 前夜祭「スマッサリ」で願う豊穣と平安
本祭の前日(27日)には「スマッサリ」と呼ばれる伝統行事も行われます。
これは豚の骨を結んだ縄を集落の入口や家々の門に張り、災厄や病気を防ぐという神聖な儀式。
翌日のパーントゥがまとう「ツル草の衣」や縄飾りも、この行事で使われる縄から作られます。島の自然と信仰が深く結びついた文化を今に伝える重要な行事です。
🏝 観光客も体験できる“泥の祝福”
島尻パーントゥは観光客も見学・参加が可能ですが、あくまで地域の伝統行事であることを理解し、見学マナーを守ることが大切です。
パーントゥが近づいてきたら、逃げずに泥を受け入れてみましょう。それが「厄落とし」の体験であり、宮古島の精神文化を肌で感じる瞬間です。

⚠️ 注意事項
- 泥を塗られる可能性があるため、汚れても良い服装で参加を。
- 小さなお子様連れの方は驚かないよう事前に説明を。
- 祭祀中の無断撮影や接近しすぎた撮影は控えましょう。
- 開催エリアは交通規制がかかる場合があります。事前に確認を。
📜 国指定重要無形民俗文化財としての意義
「パーントゥ・プナハ」は、宮古島の中でも島尻と上野野原の2地区で受け継がれている来訪神行事。
人々の生活と自然、信仰が密接に結びついた貴重な民俗文化であり、2018年にはユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」としても登録されました。
地域の人々によって今なお守り継がれるその姿は、宮古島の精神文化そのものを象徴しています。
📍 開催地:沖縄県宮古島市平良島尻地区
📅 開催日:2025年10月28日(火)・29日(水)
🎭 行事名:島尻パーントゥ(国指定重要無形民俗文化財)
📷 見学:自由(※地域行事のためマナー遵守)
👉 詳しくはこちら | パーントゥとは
🧭 FAQ|よくある質問
Q1. パーントゥとは何ですか?
A. 宮古島の島尻地区で行われる来訪神行事で、全身泥だらけの仮面神が集落を巡り、人々に泥を塗って厄除けと無病息災を祈る伝統行事です。国指定重要無形民俗文化財に登録されています。
Q2. いつ開催されますか?
A. 2025年は10月28日(火)・29日(水)の2日間です。前日には「スマッサリ」と呼ばれる前夜祭も行われます。
Q3. 観光客も参加できますか?
A. 見学・参加は可能ですが、あくまで地域の祭祀行事のため、地元の方々への敬意を忘れずマナーを守りましょう。
Q4. 泥を塗られたくない場合は?
A. なるべく距離を取るようにしましょう。ただし、泥を塗られること自体が「福を呼び込む」とされ、厄除けのご利益があるといわれています。
Q5. 服装や持ち物の注意点は?
A. 泥が飛ぶため、汚れても良い服装・靴で参加を。小さな子ども連れの場合は、驚かないよう事前に説明しておくのがおすすめです。
Q6. 撮影は可能ですか?
A. 見学エリアでの撮影は可能ですが、近距離での撮影や無断接写は控えましょう。祭祀関係者への配慮が大切です。
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