宮古島の海を味わう贅沢「ここでしか出会えない“島の恵み”が、旅の記憶を彩る」

宮古島は、透き通る青い海に囲まれた自然豊かな島。その海が育む食材は、新鮮で力強く、島の文化や暮らしとも深く結びついています。旅の途中で味わいたい、宮古島ならではの海の幸を使った料理を、ひとつずつご紹介します。

🐟 一本釣りのカツオ

力強い味と多彩な食べ方が魅力

宮古島周辺ではカツオが豊富に水揚げされ、中でも一本釣りで獲られるカツオは鮮度も味も抜群。刺身やたたき、なまり節や漬けなど、調理法によって違う表情を見せてくれます。皮目を炙った刺身は特に香ばしく、ねっとりとした舌触りが印象的です。

🐟 日帰りマグロ

冷凍しない贅沢な鮮度

地元の漁師が朝に出てその日のうちに戻る「日帰り漁」で獲れるマグロは、冷凍せずに流通するため、驚くほどの鮮度。脂が控えめでクセのない味わいは、刺身でも丼でも、どんなスタイルでも食べ飽きません。シンプルだからこそ素材の良さが際立ちます。

🐠 マース煮

塩と泡盛が引き出す、魚本来の旨味

沖縄の伝統料理「マース煮」は、塩(=マース)と泡盛で魚をじっくり煮込む素朴な料理。ミーバイ(ハタ)やイラブチャー(ブダイ)などの白身魚を使い、煮汁には魚の旨味とゼラチン質が溶け出してコクのある味わいに。島野菜や豆腐を加えた優しい味わいは、体に染み渡ります。

🐙 島ダコ

弾力と甘みが自慢の、海辺の逸品

宮古島近海で獲れる島ダコは、コリコリとした歯ごたえと豊かな甘みが特徴です。刺身やタコ丼、さらにはタコ墨を練り込んだそば料理など、地元ならではのユニークな調理法も楽しめます。素材そのものの力強さを感じられる、素朴で贅沢な味です。

🦀 ヤシガニ

“幻のごちそう”に出会える島

ヤシガニは、宮古島でしか食べられない希少な存在。身はしっかりとした歯ごたえがあり、噛むほどに甘みが広がります。味噌の濃厚な風味は泡盛と相性抜群で、まさに“島の珍味”。提供できる場所は限られているため、出会えたらぜひ味わいたい特別な一品です。

🪸 海ぶどう

ぷちぷち食感が楽しい“グリーンキャビア”

宮古島の海で育てられる海ぶどうは、緑色の粒が連なる見た目も美しい海藻。ポン酢でいただくのが定番で、ぷちぷちと弾ける食感がクセになります。新鮮なものは食感が格別で、食事の前菜や酒のつまみにもぴったり。見た目も涼しげで、南国気分を一層高めてくれます。

🌿 宮古島モズク

太くて歯ごたえのある、滋味深い味わい

宮古島で育つモズクは太く、しっかりとしたコシがあります。酢の物にすればさっぱりと、味噌汁に加えれば磯の香りが引き立ち、天ぷらにすれば香ばしく。ミネラルや食物繊維も豊富で、旅の疲れを癒す優しい一品です。

宮古島の“海のめぐみ”は、旅のごちそう

海とともに生きてきた島だからこそ出会える、ここにしかない美味しさ。観光の合間に味わうこれらの料理は、海の記憶として、きっと心に残るはずです。宮古島を訪れたら、五感で味わう“海の恵み”にぜひ出会ってください。