
漲水御嶽(はりみずうたき)|創世神話と伝説が息づく宮古島最強のパワースポット
島のはじまりと結びつく聖域
宮古島・平良の中心市街地に佇む漲水御嶽は、数ある御嶽の中でも聖域中の聖域とされる場所です。宮古島創世神話に登場する男女の神を祀り、島の起源と深く結びつく信仰の拠点として、古くから人々の強い崇敬を集めてきました。
鬱蒼としたガジュマルに囲まれた境内は、外界とは異なる静けさと神聖な空気に包まれています。

神話と蛇婚伝説
漲水御嶽に伝わる有名な物語が蛇婚説話です。これは、人間と蛇の神との婚姻にまつわる伝承で、生命の誕生、大地との結びつき、神と人との交わりを象徴しています。
境内の中央には自然石が祭壇のように鎮座し、古代から絶えることなく祈りが捧げられてきました。こうした背景から、良縁・子宝・生命の再生などのご利益を願う参拝者も多く訪れます。

歴史的背景
御嶽の石垣は、琉球王国時代の名士仲宗根豊見親が八重山の「オヤケアカハチの乱」平定に出陣する際に戦勝祈願を行い、凱旋の折に築いたと伝えられています。
その歴史的価値から、1974年には宮古島市指定文化財に登録されました。
誰もが訪れられる“開かれた御嶽”
多くの御嶽は立ち入りが制限されていますが、漲水御嶽は観光客も参拝できる数少ない御嶽のひとつです。市街地から徒歩圏内でアクセスも良く、初めて宮古島を訪れる人でも立ち寄りやすい立地です。
ただし、地元の人々にとっては生活と信仰の一部であるため、観光地ではなく聖地としての礼儀を守ることが大切です。
宮古島の中心地・平良にある「漲水御嶽(はりみずうたき)」。宮古創世の神が降臨したと伝えられる、島で最も格式の高い聖地です。現在も祈りの場として大切に守られており、宮古島の歴史と信仰を感じられるスポットです。📍 Googleマップで場所を確認する

訪問のポイントとマナー
- 所在地:沖縄県宮古島市平良字西里8
- アクセス:平良港や西里通りから徒歩約5分
- 駐車場:なし(近隣の有料駐車場を利用)
- 注意点:
- 静かな雰囲気を保ち、大声や笑い声は控える
- 写真撮影は看板の指示に従う
- 神域の立ち入りや持ち帰り行為は禁止
- 祈りは軽く一礼し、手を合わせるだけでも十分

まとめ
漲水御嶽は、宮古島の歴史・神話・生活文化を凝縮した“はじまりの場所”です。創世神話や蛇婚伝説の舞台であり、開かれた御嶽として誰もが参拝できる希少な聖地でもあります。静かに手を合わせれば、島の精神文化と長い歴史を肌で感じられるでしょう。
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