【30秒で分かる】
宮古島を訪れて驚くことの一つが、強い日差しです。青い海と空が広がる一方、宮古島では紫外線への正しい対策が欠かせません。気象庁の宮古島地方気象台も、日中のUVインデックスが「非常に強い」「極端に強い」レベルになることがあるとして紫外線対策を呼びかけています。日焼けは肌が黒くなるだけではなく、紫外線は肌や目の健康にも影響します。特に海水浴やシュノーケリング、ドライブなど屋外で長時間過ごす宮古島旅行では注意が必要です。この記事では、UVA・UVBの違いから、宮古島で実践したい紫外線対策まで詳しく紹介します。
宮古島の日差しを甘く見てはいけない

宮古島に初めて来た人から、よく聞く言葉があります。
「東京より暑くない気がする」
確かに宮古島は海に囲まれ、風が吹く日も多いため、気温の数字だけを見ると本土の猛暑日より過ごしやすく感じることがあります。
宮古島地方気象台によると、宮古島地方は高温多湿な亜熱帯海洋性気候で、夏は海から吹く風が炎暑を和らげる特徴があります。
しかし、ここに宮古島の日差しの怖さがあります。
風がある。
海に入っている。
曇っている。
それほど暑く感じない。
そんな状況でも紫外線は降り注いでいます。
「暑さ」と「紫外線の強さ」は同じではありません。
気づかないうちに長時間屋外で過ごし、ホテルに戻ってシャワーを浴びた時に、
「肩が真っ赤」
「背中が痛い」
「顔がヒリヒリする」
と気づく旅行者も少なくありません。
宮古島では「暑くないから大丈夫」という感覚で紫外線を判断しないことが大切です。
宮古島の紫外線はどれくらい強い?

宮古島地方気象台は、宮古島の紫外線について注意を呼びかけています。
紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを示す指標が「UVインデックス」です。
UVインデックスは数値によって紫外線の強さを表し、一般的に数値が高くなるほど人体への影響が大きくなります。
気象庁では、UVインデックス8〜10を「非常に強い」、11以上を「極端に強い」と分類しています。
宮古島地方気象台が公表した紫外線に関する資料では、宮古島で日中のUVインデックスが「非常に強い」から「極端に強い」レベルになる例が紹介されています。
これは「少し日焼けするかもしれない」という話ではありません。
屋外で過ごす時間や肌の状態によっては、短時間でも強い紫外線の影響を受ける可能性があります。
宮古島・八重山地方の紫外線情報は、気象庁のUVインデックス情報で確認できます。
旅行中は天気予報だけではなく、「今日の紫外線」も確認する習慣をつけておくと安心です。
UVAとUVBは何が違う?

紫外線対策を考える時によく聞くのが「UVA」と「UVB」です。
同じ紫外線ですが、肌への影響には違いがあります。
UVA|肌の奥まで届く紫外線

UVAは、肌の比較的深い部分まで届く紫外線です。
長期的な紫外線の影響によるシワやたるみなど、光老化との関係が知られています。
また、UVAは窓ガラスを通過する性質があります。
つまり、
「車の中だから大丈夫」
とは限りません。
宮古島旅行では、レンタカーで長時間ドライブする人が多いと思います。
伊良部大橋、池間大橋、来間大橋を巡り、東平安名崎や各ビーチへ移動すると、一日の多くを車の中で過ごすこともあります。
運転席や助手席では、窓側の腕や顔などに紫外線を受け続ける可能性があります。
宮古島では海だけではなく、ドライブ中の紫外線対策も意識しておきたいところです。
UVB|赤くヒリヒリする日焼けに関係

UVBは、肌表面に強く作用する紫外線です。
海で遊んだ日の夜、
「肌が真っ赤になった」
「シャワーが痛い」
「肩や背中がヒリヒリする」
このような急性の日焼け、いわゆるサンバーンに深く関係します。
宮古島のビーチでは、水着で長時間過ごすことも多く、普段は日に当たらない背中、肩、太もも、足の甲などが一気に紫外線を浴びます。
特に注意したいのが「足の甲」です。
顔や腕には日焼け止めを塗っていても、足の甲を忘れる人は少なくありません。
サンダルで一日観光した後、足だけ真っ赤になってしまうこともあります。
「曇っているから大丈夫」は危険

宮古島旅行で特に気をつけてほしいのが曇りの日です。
太陽が見えない。
風が涼しい。
暑くない。
だから日焼け止めはいらない。
そう考えてしまいがちですが、雲があるから紫外線がゼロになるわけではありません。
気象庁も、UVインデックスの予測では天気を考慮した紫外線情報を提供しています。
宮古島では天気が変わりやすく、曇っていたと思ったら突然強い日差しが出ることもあります。
朝ホテルを出る時に曇っていても、昼には青空が広がっている。
宮古島では珍しいことではありません。
「晴れたら塗ろう」ではなく、屋外で長時間過ごす日は最初から紫外線対策をしておくことをおすすめします。
宮古島の海は特に紫外線対策が重要

宮古島といえば、やはり海です。
与那覇前浜、砂山ビーチ、新城海岸、吉野海岸、シギラビーチなど、美しい海を目的に宮古島を訪れる人も多いでしょう。
しかし、海では長時間屋外にいるうえ、水着になることで紫外線を受ける肌の面積も広くなります。
さらに砂浜などでは、上からの日差しだけを考えればいいわけではありません。
環境省の紫外線環境保健マニュアルでは、紫外線は地表面で反射することが示されています。
帽子をかぶっているから大丈夫。
ビーチパラソルの下だから大丈夫。
そう思っていても、周囲からの紫外線の影響を完全に避けられるわけではありません。
特にシュノーケリングは注意が必要です。
海面に顔をつけて魚やサンゴを見ていると、時間を忘れてしまいます。
背中、肩、ふくらはぎなどが長時間太陽に向いた状態になるため、気づいた時には強く日焼けしていることがあります。
宮古島でシュノーケリングを楽しむなら、日焼け止めだけに頼らず、ラッシュガードなど肌を覆う服装も有効です。
日焼け止めは朝1回塗れば終わりではない

宮古島旅行では、
「ホテルを出る前に日焼け止めを塗ったから大丈夫」
と思わない方がいいでしょう。
環境省は、日焼け止めを戸外に出る前に塗り、汗をかいたりタオルで拭いたりした場合などには必要に応じて塗り直すことを勧めています。
宮古島では汗をかきます。
海に入ります。
タオルで体を拭きます。
何度も車を乗り降りします。
こうした旅行スタイルでは、朝塗った日焼け止めが一日中同じ状態で残っているとは限りません。
特に海水浴やマリンアクティビティの日は、使用する日焼け止めの表示や使用方法を確認し、適切に塗り直しましょう。
そして忘れやすい場所があります。
耳。
首の後ろ。
肩。
背中。
足の甲。
膝の裏。
男性の場合、頭髪が薄い部分や頭皮も注意が必要です。
宮古島の日差しの下では「こんなところが焼けるの?」という場所まで赤くなることがあります。
SPFとPAは何を見ればいい?

日焼け止めには「SPF」と「PA」という表示があります。
SPFは主にUVBを防ぐ効果の指標です。
PAはUVAを防ぐ効果の目安です。
宮古島で海や観光など長時間屋外で過ごす場合は、利用する環境に合った日焼け止めを選ぶことが重要です。
ただし、数字が高い日焼け止めを一度塗れば絶対に焼けないという意味ではありません。
正しい量を塗る。
塗り残しを減らす。
必要に応じて塗り直す。
帽子や衣服などと組み合わせる。
宮古島では「日焼け止め一本ですべて解決」ではなく、複数の方法を組み合わせることが大切です。
宮古島では目の紫外線対策も忘れずに

紫外線対策というと、肌ばかりを考えてしまいます。
しかし、紫外線は目にも影響します。
環境省の紫外線環境保健マニュアルでは、紫外線による目への影響についても紹介されています。
宮古島では、
青い空。
白い砂浜。
強い日差し。
海面の輝き。
こうした環境の中で長時間過ごします。
観光後に、
「目が疲れた」
「目が痛い」
「まぶしくて目を開けていられない」
と感じる人もいるかもしれません。
宮古島旅行では、UVカット機能のあるサングラスや帽子を活用することも紫外線対策の一つです。
サングラスは「宮古島だから格好をつけるため」ではありません。
目を紫外線から守るという大切な役割があります。
宮古島旅行で持っておきたい紫外線対策

宮古島旅行では、次のような紫外線対策をおすすめします。
・日焼け止め
・帽子
・UVカット機能のあるサングラス
・ラッシュガード
・長袖の羽織物
・日傘
・飲み物
・日焼け後に肌を冷やすためのタオル
特にレンタカーで島内観光をする場合、日焼け止めをホテルに置いてこないこと。
小さなサイズの日焼け止めをバッグに入れておくと便利です。
宮古島ではコンビニやドラッグストアでも日焼け止めを購入できます。
「忘れたから今日はいいか」
ではなく、必要なら現地で購入することをおすすめします。
もし宮古島で日焼けしすぎてしまったら

海から帰って肌が真っ赤。
ヒリヒリして痛い。
そんな時は「ただの日焼け」と軽く考えない方がいい場合があります。
環境省の紫外線環境保健マニュアルでは、海水浴などで日焼けをしすぎた場合、なるべく早く冷水タオルなどで冷やすことで症状が多少軽減されるとしています。
まずは強い日差しを避け、肌を冷やしましょう。
水ぶくれが広範囲にできた場合や、強い痛み、体調不良などがある場合は、自己判断だけで済ませず医療機関への相談を検討してください。
宮古島旅行はまだ続きます。
初日に無理をして日焼けしすぎると、翌日から海にも入れず、服を着るだけで痛いということにもなりかねません。
移住12年で感じる「宮古島の日差し」
私は2014年に宮古島へ移住しました。
宮古島に住んで12年になりますが、今でも宮古島の日差しを甘く見てはいけないと感じます。
特に怖いのが、風がある日です。
宮古島は海から風が吹き、真夏でも日陰に入ると本土の猛暑より過ごしやすく感じることがあります。
だから外に長くいられてしまう。
海でも風がある。
ドライブでもエアコンが効いている。
暑さを感じないから、紫外線のことを忘れてしまう。
そして夜になって、
「焼けたな」
と気づく。
宮古島に初めて来る人には、本土の夏と同じ感覚で考えないでほしいと思います。
せっかく宮古島に来たのだから、海にも入ってほしい。
伊良部大橋も池間大橋も来間大橋も走ってほしい。
東平安名崎も歩いてほしい。
宮古ブルーの海を思い切り楽しんでほしい。
だからこそ、紫外線を怖がるのではなく、正しく知って対策してほしいと思います。
宮古島の太陽を正しく楽しもう
宮古島の強い日差しは、この島の美しい海と空をより輝かせてくれます。
一方で、紫外線への対策を忘れて長時間屋外で過ごすと、旅行中に強い日焼けで苦しむことがあります。
「曇っているから大丈夫」
「風があるから大丈夫」
「車の中だから大丈夫」
「朝、日焼け止めを塗ったから大丈夫」
宮古島では、その油断が思わぬ日焼けにつながることがあります。
天気予報と一緒にUVインデックスを確認する。
日焼け止めを適切に使う。
帽子やサングラス、ラッシュガードを活用する。
そして長時間、強い日差しを浴び続けない。
難しいことではありません。
宮古島の太陽を正しく知って、宮古ブルーの海と島時間を思い切り楽しんでください。
【参考】
気象庁・宮古島地方気象台「紫外線情報を普段の生活で活用しましょう」
気象庁「紫外線情報」
環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
沖縄テレビ放送・OTV「沖縄の紫外線はなぜ危険?友利新先生が教える肌と健康を守るための紫外線対策」



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