宮古馬の子馬「ピース」誕生|島の宝に込められた平和への願い

【30秒で分かる】

宮古島で6月11日に誕生した宮古馬の雄の子馬の名前が「ピース」に決まりました。宮古島市教育委員会が募集した215件の応募の中から選ばれ、「慰霊の日」や平和月間にちなみ「希望と世界平和への願い」が込められています。宮古馬は沖縄県の天然記念物であり、日本在来馬8馬種のひとつ。絶滅の危機を乗り越えながら守られてきた、宮古島の大切な文化遺産です。

「ピース」に込められた願い

宮古島市教育委員会は、6月11日に城辺長間の宮古馬放牧場で生まれた雄の子馬の名前を「ピース(Peace)」に決定しました。応募総数は215件。数ある候補の中から選ばれたこの名前には、6月23日の「慰霊の日」や沖縄の平和月間にちなみ、「希望」と「世界平和への願い」が込められています。島の未来を担う新しい命に、「平和」という名前が付けられたことは、多くの島民にとっても心温まるニュースとなりました。

宮古馬は「島の宝」

宮古馬は、日本在来馬8馬種のひとつで、1991年には沖縄県の天然記念物にも指定されている宮古島固有の貴重な馬です。体高は約120cmほどと小柄ですが、丈夫な足腰と硬い蹄、穏やかな性格が特徴。かつてはサトウキビ畑での農作業や荷物運びなど、島の暮らしを支える大切な存在として活躍していました。

絶滅寸前から未来へ

農業の機械化が進むと宮古馬は役目を終え、その数は急激に減少。1970年代には絶滅寸前まで追い込まれました。しかし、宮古馬保存会や宮古島市、地域の方々による長年の保存活動によって少しずつ頭数は回復し、現在も計画交配を続けながら貴重な血統が守られています。今回誕生した「ピース」も、その未来へ命をつなぐ大切な一頭です。

宮古島で宮古馬に会える

宮古馬は城辺長間にある宮古馬放牧場で見ることができます。放牧場では、のんびりと草を食べる宮古馬の姿や自然の中で暮らす様子を間近で見学でき、子どもから大人まで人気のスポットです。タイミングが合えば、今回誕生した「ピース」の元気な姿に出会える日もあるかもしれません。

守り続けたい島の文化

宮古島には、美しい海や絶景だけではなく、昔から受け継がれてきた文化や自然、人と共に歩んできた動物たちという大切な財産があります。「ピース」という名前には、一頭の子馬だけでなく、宮古島の未来が穏やかで平和であってほしいという願いも込められているように感じます。宮古島を訪れた際は、ぜひ宮古馬にも会いに行き、この島だけに残る貴重な命と歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

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編集者コラム・宮古島への想い