
2025年の路線価が発表され、**宮古島市中心部の地価が沖縄県内トップの上昇率(+18.5%)**を記録しました。観光需要の急回復や不動産投資の活発化が背景にあり、全国的にも注目される離島エリアとして、宮古島が再び脚光を浴びています。
🚩 宮古島・西里大通りが県内最大の上昇率に
国税庁が発表した2025年1月1日時点の路線価によると、宮古島市平良字西里の「西里大通り」沿いが1㎡あたり16万円となり、前年から**+18.5%**の大幅上昇。
沖縄県内の税務署別最高路線価地点の中でも、最も大きな伸び率を示しました。
これは前年の13万5,000円からの続伸であり、わずか1年で2万5,000円もの上昇幅を記録しています。
🏨 観光需要の復活が地価を後押し
上昇の背景には、以下のような要因が挙げられます:
- コロナ明け以降、観光客数が急増し、全国的にも人気の南国リゾートとして再評価されている
- 市内中心部では、ホテルや観光施設の開発が活発化
- 移住者や投資家による用地取得の動きが継続
- 建築資材や人件費の高騰による不動産の収益性の向上
また、市街地の空き地が減少傾向にあるため、限られた土地に対する需要が価格をさらに押し上げています。
🏘 地価公示でも県内トップ水準
宮古島市は、国土交通省が発表する「地価公示」や「基準地価」でも、県内の市町村中トップクラスの上昇率を記録しています。
- 商業地:+17.1%(地価公示ベース)
- 住宅地:+16.0%(地価公示ベース)
- 一部エリアでは+20%超の地点も
特に平良西里エリアを中心とした市街地の価格高騰が著しく、今後もこの傾向が続く可能性があります。
🌴 宮古島の不動産は今後どうなる?
専門家は以下のように見通しています:
「観光と生活の両軸で土地需要が増えており、住宅地も商業地も中長期的に価格上昇が続く可能性が高い」
特に、今後以下の動きが注目されます:
- リゾート開発の第二波
- 従業員寮や移住者向け賃貸住宅の需要増
- 国際線再開など空路拡充による来島者増
一方で、地元住民の住環境維持や住宅不足問題への対応も課題となっています。
✅ まとめ(宮古島の2025年路線価動向)
▼ 最高路線価地点
平良字西里「西里大通り」
▼ 2025年路線価
1㎡あたり16万円(前年比+18.5%)
▼ 商業地 公示地価 平均上昇率
+17.1%
▼ 住宅地 公示地価 平均上昇率
+16.0%
▼ 上昇の主な背景
・観光客数の回復
・リゾート・ホテル開発の加速
・県外からの移住・投資需要
・中心市街地の空き地減少
・建築費・人件費の高騰により収益性上昇
▼ 今後の見通し
・国際線や空路の拡充でさらなる観光客増加
・住宅不足や地元住民の生活環境とのバランスが課題
宮古島は、もはや“離島”ではなく“成長する都市”としての顔を持ち始めています。
今後も観光と不動産の両面で、注目すべき動きが続くでしょう。
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