ユニの浜の航行ルール再確認|モズク養殖を守り観光と漁業の共存へ
宮古島の人気観光スポット「ユニの浜」で、漁場保護と安全な海域利用に向けた取り組みが進められています。
2026年11月5日、宮古島漁業協同組合で久松モズク生産グループ、漁協関係者、マリンレジャー事業者らが意見交換を行い、ユニの浜周辺の航行ルールを改めて確認しました。
観光客に人気の美しい砂浜ですが、その周辺には地元漁業者が大切に育てるモズクの養殖漁場があります。観光と漁業が共存するため、利用者一人ひとりの理解と協力が求められています。

ユニの浜とは?宮古島の人気絶景スポット
ユニの浜は、宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋の宮古島側近くに位置する砂地です。
潮が引くと海面上に白い砂浜が現れ、周囲をエメラルドグリーンの海に囲まれることから、宮古島を代表する絶景スポットの一つとして知られています。
船で訪れるツアーが人気で、写真撮影やドローン撮影などを目的に多くの観光客が訪れます。
ただし、潮の満ち引きによって砂浜の広さや周辺の水深が変わるため、安全な海域利用には注意が必要です。
2026年11月5日、関係者が航行ルールを再確認
宮古毎日新聞の11月6日付報道によると、久松モズク生産グループ、宮古島漁業協同組合、マリンレジャー事業者らが集まり、ユニの浜周辺のモズク養殖漁場を保護するための航行ルールを確認しました。
今回の協議では、2025年から設けられているルールを改めて確認するとともに、関係者間で意見交換が行われました。
特に、船舶の航行による養殖網への影響や、船のエンジンによって海底の泥が巻き上がる問題などが課題となっています。
また、養殖網が設置される11月15日から翌年2月末までの期間は、漁場への配慮が一層重要になります。
モズク養殖場への影響とは?
ユニの浜周辺では、久松地区の漁業者によるモズク養殖が行われています。
モズクは宮古島の大切な水産資源であり、地元漁業者の生活を支える産業の一つです。
しかし、養殖場の近くを船が航行すると、次のような問題が発生するおそれがあります。
- 船のスクリューによる養殖網の破損
- 海底の砂や泥の巻き上がり
- 養殖網への泥や雑藻の付着
- モズクの生育や収穫作業への影響
- 漁業者による清掃や補修作業の負担増加
2025年の関係者協議では、久松地区に年間約8,000枚のモズク養殖網が設置されることや、実際に網の破断被害が発生していることも報告されています。
観光客には見えにくい海の中でも、漁業者による大切な生産活動が行われているのです。
2025年にユニの浜への進入航路を再設定
2025年9月30日、宮古島漁協とモズク生産者、マリンレジャー事業者らによる協議が行われました。
その後、10月にはユニの浜への進入航路が再設定され、養殖網を保護しながら安全に航行するためのルールが共有されました。
主な確認事項は以下の通りです。
- 設定された進入航路を利用する
- 航路を示す旗などを確認する
- モズク養殖網の設置区域を避ける
- ユニの浜南側からの上陸を行わない
- 漁業活動や周辺環境に配慮する
- 関係事業者間で利用ルールを共有する
なお、潮位による航行条件や最新の航路位置については、宮古島漁協など関係者への確認が必要です。
満潮前後の航行やカヤック・SUP利用も課題に
今回の協議では、ユニの浜への接近方法についても改めて確認されました。
満潮前後など、指定された航路を利用できる条件では、その航路に従うことが求められています。
また、カヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)の利用については、従来の航行ルールだけでは対応しきれない部分もあり、引き続き検討する課題となっています。
船だけでなく、さまざまなマリンアクティビティが行われる海域だからこそ、利用者全体で共通のルールを守ることが重要です。
観光客がユニの浜を訪れる際の注意点
ユニの浜への観光を予定している方は、以下の点を確認しましょう。
① 地元のルールを守る事業者を選ぶ
航行ルールを理解し、漁業活動や海の環境に配慮しているツアー事業者を利用しましょう。
② 潮の満ち引きと海況を確認する
ユニの浜は潮位によって景観や水深が変わります。天候や海況によってツアーが中止・変更される場合もあります。
③ 養殖網や漁業施設に近づかない
海中の網や目印を見つけた場合は、触れたり動かしたりせず、案内する事業者の指示に従ってください。
④ 自然環境を大切にする
ごみを残さず、サンゴや海の生き物を傷つけないことも大切です。
⑤ 個人判断で無理に上陸しない
干潮時でも周辺の水深や潮流は変化します。安全なアクセス方法を確認し、無理な上陸は控えましょう。
観光と漁業が共存する宮古島へ
宮古島の美しい海は、観光資源であると同時に、地元漁業者の生活を支える大切な仕事場でもあります。
観光客の増加によって地域経済が活性化する一方、海域の利用が重なることで、新たな課題も生じています。
ユニの浜では、漁業者とマリンレジャー事業者が話し合い、互いの立場を理解しながら、海を持続的に利用する取り組みが進められています。
観光を制限することだけが目的ではありません。
大切なのは、漁業への影響をできる限り減らしながら、観光客にも宮古島の美しい海を楽しんでもらえる環境をつくることです。
みゃーくずみからのお願い
ユニの浜は、宮古島の自然が生み出した美しい景観です。
しかし、その周辺の海には、長年この地域で漁業を続けてきた人たちの暮らしがあります。
観光客、マリン事業者、漁業者が互いを尊重し、ルールを守ることで、宮古島の海の魅力を次の世代へ残すことができます。
美しい海を楽しむことと、地元の海を守ること。その両方を大切にしていきましょう。
関連情報・お問い合わせ
宮古島漁業協同組合
電話:0980-72-2029
最新の航行ルールやモズク養殖区域については、関係機関にご確認ください。
参考・関連報道
宮古毎日新聞|漁場保護へ協力呼び掛け(2026年11月6日)
宮古新報|ユニの浜の利用ルール協議(2025年10月2日)
宮古新報|ユニの浜に新アプローチ航路(2025年10月18日)
※本記事は2026年11月6日時点の報道を基に作成しています。航行ルールや海域利用の条件は今後変更される可能性があります。



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