🏝️ 間那津海岸（まなつかいがん）｜天然トンネルの先に広がる、宮古島・狩俣の“誰にも教えたくない”絶景ビーチ
宮古島北部・狩俣（かりまた）の奥深く。
観光マップにもほとんど載らない、知る人ぞ知る隠れ家ビーチが「間那津海岸（まなつかいがん）」です。
県道230号線からサトウキビ畑の間を進み、舗装されていない細道を抜けると、まるで映画のワンシーンのような原風景が広がります。
ここには、人工物がほとんど存在せず、自然が生み出したままの海岸線と、波に削られた岩のアーチが迎えてくれます。
🌊 2つの“天然トンネル”が導く、異なる絶景の世界
間那津海岸最大の魅力は、入り口付近にそびえる2つの天然岩トンネル。
このアーチ状の岩は、長い年月をかけて波風が削り出したもので、まるで大自然がつくり出した門のよう。
- 右のトンネルからは、視界の先に真っ青な宮古ブルーの海が広がり、特に朝や夕方には光が差し込み、幻想的な写真が撮れる人気のフォトスポットです。
- 左のトンネルを抜けると、そこには誰もいないような静かなビーチ。広がる白砂の上には人の足跡さえ少なく、海と空と自分だけの時間がゆっくりと流れていきます。
この“2つの世界”を抜けていく感覚は、まるで秘密の楽園を発見する旅そのもの。
🌴 手つかずの自然と、地元に息づく“祈りの浜”
間那津海岸周辺は、観光施設が一切ないだけでなく、地元の人々が古くから大切にしてきた自然信仰のエリアでもあります。
そのため、この海岸を訪れるときは、自然に対する敬意を持って静かに過ごすことが推奨されます。
「手を加えず、ただあるがままを尊ぶ」——それがこの場所の本質です。
浜辺に咲く海浜植物や、干潮時に現れる潮だまり、波の音だけが響く時間。
この海岸では、どんな華やかなリゾートも叶えられないような、心の静寂と自然との一体感が得られるでしょう。
📷 写真映え抜群の“自然のフレーム”と透明度抜群の海
岩のトンネルを額縁のように使って撮影するフレーム構図は、写真好きの旅行者にとって必見。
また、透明度の高い浅瀬では、足元に熱帯魚が泳ぐ姿を肉眼で確認できるほどのクリアな海が広がります。
岩陰を利用すれば、直射日光を避けながらのんびり読書や昼寝も可能。
カップルや一人旅の方にこそおすすめの、静かな癒しの空間です。
🛑 訪問時の注意点
間那津海岸は整備された観光地ではないため、訪れる際にはいくつか注意が必要です。
- トイレ・シャワー・売店などの設備は一切なし
- 足元は岩場やぬかるみもあり、マリンシューズ必須
- 満潮時はトンネルが水に浸かる可能性があるため、潮位の確認が必要
- シュノーケリングは可能だがライフジャケット着用推奨。事故等は自己責任
また、駐車可能なスペースは限られており、農道の通行の妨げにならないよう注意が必要です。
📍 基本情報
- 名称： 間那津海岸（まなつかいがん）
- 所在地： 沖縄県宮古島市平良狩俣
- アクセス： 県道230号線から狩俣集落方面へ。畑道を進んだ先にあり、案内標識なし。
- 駐車場： 専用駐車場なし（農道の端に駐車可だが妨げにならないよう配慮）
- 設備： なし（トイレ・シャワー・自販機なし）
- おすすめの時間帯： 朝日や夕方（撮影・涼しさ・静けさを満喫できる）
- 注意： 足場に注意／満潮・潮位のチェック／ゴミは持ち帰り厳守
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