
— 観光客・通販発送前に要チェック!意外と知らない島のルール —
宮古島には、美味しい野菜や果物、美しい自然の恵みがたくさん。でも、その中には島外に持ち出してはいけないものや、制限があるものが存在します。知らずに持ち帰ってしまうと、法律違反になることも…!
観光や通販の前に、ぜひこの記事でチェックしておきましょう。

🥔 1. サツマイモ・紅芋などの“芋類”
沖縄特産の紅芋は大人気ですが、生のまま宮古島から持ち出すのはNG。
これは、アリモドキゾウムシなどの害虫が本土に広がるのを防ぐため。消毒+検査済の検疫印付きであれば、持ち出し可能です。
🥒 2. ゴーヤーやスイカなど“ウリ科の野菜・果物”
宮古島では、**セグロウリミバエ(通称:8ミリの悪魔)**という害虫の被害が報告されています。
これにより、ゴーヤー・カボチャ・ズッキーニ・キュウリ・スイカなどの生の持ち出しは禁止されています。家庭菜園用の種子も要注意。
🌿 3. アサガオなど“ヒルガオ科植物”
ノアサガオや観賞用アサガオなども植物防疫法の対象。苗木や鉢植え、枝付きでの移動は制限されています。花が咲いていても、生きた植物体は検疫対象になる可能性が高いです。
🍊 4. 柑橘類の苗木や枝・葉
シークワーサーなどの柑橘系果樹の苗や枝・葉は、病害虫の本土流入を防ぐために制限対象。果実単体であればOKなことが多いですが、事前確認がベスト。
🪸 5. サンゴ・死サンゴの採取・持ち出しは禁止
宮古ブルーの美しい海に欠かせないサンゴですが、これは条例で採取・持ち出しが禁止されています。
死んだサンゴでも例外ではなく、許可なく拾って持ち帰ると罰則の対象に。リゾートホテルの砂やビーチの漂着物も要注意!
🧾 検疫済みならOK?持ち出せる条件とは?
持ち出し可能なケースもあります:
- 植物防疫所の消毒・検査を受けたもの
- 検疫証明ラベル付きの商品(お土産店で販売)
- 加工済み・加熱済みの商品(例:芋チップス、干し野菜など)
✈️ 空港・フェリー乗り場で没収されることも…
検疫対象物は、那覇空港や宮古空港の手荷物検査時に没収される場合があります。農林水産省の検査ブースや、空港掲示板にも記載されているため、出発前にチェックを!
📌 宮古島からの持ち出し禁止・制限品まとめ
【❌ 持ち出し禁止・制限されているもの】
・サツマイモ類(紅芋含む)
→ 生の状態では持ち出し禁止。消毒・検査済であれば可。
・ウリ科の野菜・果物(ゴーヤー、スイカ、キュウリなど)
→ セグロウリミバエ対策により制限。生のままはNG。
・ヒルガオ科植物(アサガオ類など)
→ 苗木や鉢植えなどは検疫対象。持ち出し制限あり。
・柑橘類の苗木・枝・葉(シークワーサーなど)
→ 検査済・消毒済以外は不可。果実単体は一部OK。
・サンゴ類(死サンゴ含む)
→ 採取・持ち出し全面禁止。条例違反で罰則対象。
【✅ 条件付きで持ち出し可能なもの】
・消毒・検査を受け、検疫証明ラベルがついた農産物
・加熱・乾燥・加工された食品(例:紅芋チップス、ドライフルーツ)
・検疫対象外の果実(例:マンゴー、バナナなど ※要確認)
・種子や花のみの装飾用植物(品種によるため事前確認を)
🧭 最後に|宮古島の自然と農を守るために
島から外に持ち出せないものがあるのは、自然環境と農業を守るため。
お土産や通販、家庭菜園用の持ち帰りなどを考えている方は、必ず事前に確認しましょう。
「みゃーくずみ」は、こうした**“守るべきルール”もわかりやすく伝える観光メディア**を目指しています。
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