🌿 クウラ水辺公園｜干潟と“静寂のビーチ”が待つ、宮古島の隠れた楽園
— ジャングルのような森を抜けて、誰もいない海へと続く一本道 —
観光マップには大きく載っていない、けれど宮古島の本質的な自然と静けさを体感できる場所——それが「クウラ水辺公園」です。
砂山ビーチへの案内石碑から始まる分かりにくい道のりの先に、ひっそりと広がるこの公園は、人の手がほとんど加えられていない原風景のような空間。
観光地としてではなく、“自然と一対一で向き合える場所”としての魅力に満ちています。
🧭 アクセスから始まる“冒険のような道のり”
公園までのアクセスは少し複雑で、それがまた隠れ家感を高めてくれます。
• 砂山ビーチの石碑を右折
• まほろばの里を通過
• 一軒家の宿を目印に左折
• 突き当たりを再び左折
この工程を経てたどり着くと、駐車場とトイレが完備された小さな公園の入り口が現れます。ここから先は、足で自然を感じながら進む時間の始まりです。
🌴 ジャングルのような湿地林が広がる、宮古島らしからぬ風景
宮古島には大きな川がなく、森林の多くも低木中心ですが、クウラ水辺公園周辺では、湿地に近い環境が育んだ“ミニジャングル”のような景観が広がっています。
湿った空気、茂る植物、鳥や虫の声が包み込み、一歩進むごとに都会の感覚が削ぎ落とされていくような没入感があります。
特に干潮時には、公園の池からビーチへと続く干潟が現れ、水辺と緑が交差する独特の地形を歩くことができます。
この干潟を抜け、右へと続く細長いあぜ道をたどると、やがて視界の先に、静かで美しいビーチが広がっていきます。
🌊 誰もいない“秘密のビーチ”と、そこにしかない時間
クウラ水辺公園のビーチは、観光客どころか地元の人にもあまり知られていない“静寂の海”。
まるでプライベートビーチのように、一面に広がる白砂とエメラルドグリーンの海が、誰にも邪魔されることなくそこにあります。
泳いでもよし、貝殻を拾いながら歩いてもよし、ただ波の音に耳を傾けて座ってもよし——誰とも会わない数時間を自然の中で過ごせるという贅沢が、ここにはあります。
なお、シャワー・トイレが完備されているため、泳いだ後も快適に過ごすことができます。
また、干潟へのアプローチには台風の影響で一部崩落箇所があるため、干潮時を狙って、安全に気をつけながら訪れるのがおすすめです。
📸 自然が作るフォトジェニックな風景の宝庫
このエリアは、**人工物がほとんど見えない“宮古島の原風景”**が残っている貴重なスポット。
干潟に映る空、木々のトンネル、湿地帯を流れる小さな水路、誰もいない白い浜辺——写真愛好家にとっても発見の連続となることでしょう。
🍃 宮古島の“静”を感じるなら、ここへ
有名な観光地を一通り巡ったあと、もう一歩深く宮古島と向き合いたいと感じたら、ぜひクウラ水辺公園へ足を運んでみてください。
自然と人との距離感が心地よく保たれ、島の静けさと生命の息吹を全身で感じられる空間が、きっと旅の中で忘れられないひとときになるはずです。
📍所在地：沖縄県宮古島市平良荷川取（砂山ビーチ近く）
🚗 駐車場・トイレ・シャワーあり
🧭 干潮時がビーチへの通行・景観ともにおすすめ（満潮時は一部道が消失）
※徒歩移動あり・ビーチサンダルや滑りにくい靴での訪問がおすすめ
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