
近年変わる台風の発生地点と進路傾向を読み解く
2025年7月2日現在、小笠原近海で発達中の熱帯低気圧が「台風3号」へと発達する可能性が高まっています。現在、ゆっくりと北西に進行しており、今後の進路次第では本州方面への影響も懸念されています。
一方、宮古島への直接的な影響は現時点では低いと見られていますが、ここ数年で「宮古島に向かう台風のルート」が変わってきているという指摘もあり、注意が必要です。
📍宮古島に向かう台風、ここ数年でルートに変化?
かつてはフィリピン沖で発生した台風が、南西諸島をなぞるように通過し、宮古島を直撃するケースが多くありました。
しかし近年は、以下のような傾向が見られます。
- 発生地点が北寄りにシフト
台風が発生する海域が、従来の「フィリピン沖」から「小笠原近海」や「マリアナ諸島付近」など、やや北に移ってきているとされています。 - 宮古島の南側を通過する台風が増加
ルートが変化し、直撃ではなく南方をかすめて進む台風が目立つようになっています。 - 気候変動の影響
海水温の上昇などにより、台風の進路や勢力分布も変化しており、進路予測がより難しくなっているのが実情です。
🌊「来ない年」も、「来るときは急接近」
宮古島を台風がかすめるだけで終わる“平穏な年”もありますが、来るときは急速に発達し、わずかな猶予で接近するケースも増えています。
「油断せず備える」ことが、これまで以上に重要になっています。
✅宮古島で暮らす・訪れる方へのポイントまとめ
- 台風の発生地点は北寄り化が進行中。小笠原近海でも要警戒。
- 宮古島に向かう台風のルートはここ数年で変化傾向あり。
- 宮古島直撃は減少しても、風雨や波浪の影響は残る可能性あり。
- 台風発生から接近までが早い時代。早めの情報確認と準備が重要。
みゃーくずみでは今後も、宮古島の気象や台風に関する最新情報を随時発信していきます。
観光・暮らし・イベントの安全のために、ぜひご活用ください。
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