宮古島は、世界に誇る美しい自然と絶景が魅力の島です。
しかしその反面、自然がつくり出した景観の中には、見た目以上に危険な場所も存在します。
特に、2024年8月1日より、三角点・イグアナ岩エリアへの立ち入りが全面的に禁止となります。
これは、訪れる皆さまの安全を守るため、そして島の自然環境を守るためにとても大切な措置です。

旅行者の皆さまも、ルールを守り、宮古島の自然を大切にしながら心地よい旅を楽しみましょう。
1. 砂山ビーチのアーチ岩(宮古島市平良)
美しさと危うさが隣り合わせの天然アーチ
砂山ビーチは、真っ白な砂丘と透明な海が広がる人気スポット。
そのシンボルとも言えるのが、砂丘の先にある自然がつくり上げたアーチ状の岩です。
しかし、
- 長年の風雨
- 強烈な台風
- 地震による微細な揺れ
により、アーチの岩盤は内部がもろく崩れやすい状態になっています。
現在、アーチ岩の下に立ち入ることは禁止され、警告看板も設置されています。
お願い
- アーチの下に入ったり、岩に触れる行為は絶対にやめましょう。
- 少し離れた場所から、自然が作った美しい造形を静かに眺めてください。
大切なのは「今この瞬間崩れないから大丈夫」と思わないこと。
事故はいつ起こるか分からないのです。

2. 三角点(宮古島市伊良部)
2024年8月1日より全面立ち入り禁止
絶景の先に潜む大きなリスク
三角点は、かつて「知る人ぞ知る絶景スポット」として人気でした。
しかしその実態は、
- 海に向かって切り立った断崖絶壁
- 崩れやすい地盤
- 突風が吹き抜ける環境
という、非常に危険な場所です。
これまでにも、強風でバランスを崩して転倒しそうになったり、岩場が崩れかけたケースが報告されています。
こうしたリスクを受け、2024年8月1日から全面的に立ち入りが禁止されることが決定しました。
お願い
- ロープや看板で規制されている区域には絶対に入らないでください。
- 近づくだけでも風に煽られ、思わぬ事故につながる恐れがあります。
三角点の絶景を安全に楽しみたい場合は、ドローン撮影された映像や写真で楽しむ方法もあります。

3. イグアナ岩(宮古島市伊良部)
2024年8月1日より全面立ち入り禁止
ユニークな岩に隠れた危険
岩の形がイグアナに似ていることから名付けられた「イグアナ岩」。
そのユニークなシルエットをひと目見ようと、たくさんの観光客が訪れました。
しかし、
- 足場は非常に不安定
- 周囲は断崖絶壁
- 地盤も脆弱化している
という状況で、こちらも安全確保が難しいため、2024年8月1日から全面立ち入り禁止となります。
お願い
- 写真撮影なども、遠くからズームで行いましょう。
- 少しの油断が大事故につながることを忘れずに。

なぜ立ち入り禁止が必要なのか?
- 島の自然は、人間が完全にコントロールできるものではありません。
- 「禁止」には、過去の危険事例や将来のリスク予測に基づいた深い理由があります。
- 観光客ひとり一人の行動が、島の未来を守るカギとなります。

宮古島の旅をもっと安全に、もっと楽しく
- 景色は安全な場所から楽しもう
- 禁止されている場所には絶対に入らない
- ルールを守ることが、島を守り、自分を守ることにつながります
あなたの思いやりが、宮古島の自然と文化を未来へつないでいきます。